セルフコンパッションとは?改めて身につけたメリットをざっくりと書いていきます。
前の記事では自己批判のデメリットを書いたので、今回は
- そもそもセルフコンパッションって何?
- 身につけると得られるざっくりとしたメリット
こちらについてご紹介していきたいと思います。
前の記事↓
https://mrcbus.hateblo.jp/entry/2020/09/26/173120
まずこのブログではセルフコンパッションを自分を許す力のことだと言ってきましたが、もっと掘り下げて言うと
自分の失敗や欠点を受け入れて、その上で前に進んでいく力
のことを言います。
自分ってかわいそう!て思う自己憐憫や自分を甘やかすことだと勘違いされますが、それとは全く別の力です。
自己憐憫は自分は被害者で、
他の人から嫌なことをされている!こんな恵まれない環境にいる!だから助られて当たり前だ!という他の人からの助けを待っているのに対し、セルフコンパッションは自分の悪いところや欠点を自分を作る一部と認めてあげて、その自分とどうやったら一緒に前に進められるか?と言うのを考えていく力です。
要するに『人からの助けを待っているか』『自分で考えて動いていくか』の違いです。
ではこのセルフコンパッションを手に入れるとなにがいいのかを書いていきます。
①自分にとって価値がある行動ができる
この記事にて自己批判は先延ばしの原因になってしまうとご紹介しました。
逆にこのセルフコンパッションを身につけると自分にとって価値のある行動へと結びつけてくれます。
これは何故かと言うとさっき書いた通りセルフコンパッションは失敗や欠点から目を逸らさず、受け入れた上で行動できるからです。
欠点から目を逸らしてできない自分を晒したくない、見栄を貼りたいがために行動…ではなく
自分にはこういう一面もある。
これも自分の一部だから受け入れてあげよう。
このように思えるようになります。そしてこの自分とうまく接するにはどうすればいいだろう、どう行動すればいいだろう?と価値のある行動に結びつけられます。
理想の自分を他人にも自分にも押し付けず、ありのままの自分と向き合っていこう、と言う考え方に近いかもしれません。
②人の意見に左右されにくくなる
完璧主義の人や自己批判が強い人ほど他の人の意見に左右されやすい傾向があります。
誰から見ても完璧な人間を演じようと思い過ぎてしまい、人の目や評価を気にし過ぎたり、ダメ出しされたり注意されたら
『自分ってなんでダメな人間なんだろう…』
と必要以上に自分を責めてしまいます。
しかしセルフコンパッションを身につけていれば、自分を責めることはせず逆に励ましてあげて次に何をすればいいのか?というのを考えることができます。
それと何度も取り上げさせていただき、かつ今回の記事の参照にさせていただいたこの本にぼくの好きな言葉があります。
『不完全であることは人間である証拠』
要は人間である以上何かしらの欠点はあって当然だし、人によってものの見方も違うから完璧な人なんていない、ということです。
だから人の期待に100%応える、全ての人から好かれるなんてことは無理です。
自分に完璧を求めていても人間である以上無理なことだということですね。
③人間関係が楽になる
完璧主義や自己批判が強まってしまうと人間関係もキツくなってしまいます。
まず完璧主義の人は自分に厳しく批判するくらいに相手にも批判的な目で見てしまいます。
『こんなことなんで出来ないんだ…』
『もっとやれるはずだろ!』
このような言葉を自分自身に浴びせている人は相手にもそのような目で見ている可能性が高いです。
自分自身に接している態度がそのまま相手に対する接し方になってしまいます。
しかし自己批判をしてしまっている人は一度考えていただきたいのですが、上記の言葉を言ってくるような人と仲良くしたい!と思いますか?少なくともぼくは思いません…
かく言うぼく自身も完璧主義で、人にこうでなければいけない!こうしなきゃいけないというのを押し付けていました。
ただ想像の通り、理由もわからぬまま人間関係は崩れてしまいました。
もし人間関係で悩んでいる方がいらっしゃったら一度自分自身との接し方を見直してみるのも一つの手かもしれません。
今回はセルフコンパッションの基本的なメリットを書いていきました。
今後はよりこれらのメリットを深掘りして書いていきたいと思います。
しかし自分自身、昔は『自分に優しくする』、という考え=甘えだと思っていたのでこのセルフコンパッションに出会えたのは大きなメリットだと感じました。
このブログはメンタルヘルスを中心に書いていっているので、この考え方を広めていきたい…!